「100万枚のビラ」運動を力に
1日も早く朝日闘争の全面解決をめざす

 25年もの長きにわたる朝日闘争は、あと一歩で全面解決を手にする局面にあります。
 朝日火災と親会社の野村証券は、昨年9月、10度目の不当労働行為断罪となる東京高裁勝利判決を不服として上告・上告受理申立を行いましたが、上告受理申立は不受理とされ、上告も棄却されることは間違いありません。また、東京都労働委員会においても、平成4年度以降の不当労働行為救済命令申立について、命令に向けた手続きが始まり、緊急命令不履行・罰金命令(過料)についても、東京高裁への経営者の抗告が退けられ、近口中に確定する見通しです。
 こうした状況にもかかわらず、経営者はいまだに非を認めず、不当労働行為を放置し、紛争を長期化させています。裁判所や労働委員会が何度、不当労働行為を認定しても居直り、法を破ってでも労働者を言いなりにさせようという悪質さは、極めて異様です。また、違法を放置することは、法律を守り信用を第一にかかげる金融、損害保険業界全体の信頼にかかわる問題です。朝日火災、野村証券経営者の態度は、断じて許されるものではありません。
 いま、私たちの損保では、「自由化」のもとで、「何でもあり」の徹底的な「合理化」競争がすすめられています。経営による労働組合への介入や労働者への差別・権利侵害を許せば、際限のない犠牲が振りまかれます。このたたかいに勝利することは、朝日でたたかう仲間だけではなく、損保労働者全体を大きく励まします。したがって、私たちは、「あと一歩で解決」という今の局面で、それでも居直って不当労働行為を続ける経営に決断を迫るため、「野村証券を糾弾する100万枚のビラ」運動にとりくみます。
 野村包囲共同行動推進委員会でともにたたかう仲立証券全員解雇、野村証券女性差別をたたかう仲間と共闘を強め、組織をあげ、機関と職場一体で「野村証券を糾弾する100万枚のビラ」にとりくみ、野村証券を社会的に包囲し、朝日闘争の一日も早い全面解決をかちとることを決意します。


2004年3月17日
全損保第83回中央委員会





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